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『どぐぽた。』編集部が行く! 山梨/長野の旅 PART2

2015年9月29日 書いた人:ヤケマチ
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10月9日は土偶の日!

どぐぽた編集部ヤケマチです。

去る9/21~22に敢行されたどぐぽた編集部紀行PART2をお送りします。

 

山梨県勝沼市、釈迦堂遺跡博物館で朦朧とした我々は、気をとりなおして笛吹市に向かい、春日居郷土館を訪ねました。

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笛吹市春日居郷土館。ネットなどで見るとあまり縄文オタク向けではなさそうな気がして正直ノーマークだったんですが、常設展の濃密な縄文色に仰天しました。笛吹市桂野遺跡の出土品を中心に優品がズラリ。土偶マニアには有名なバンザイ土偶「ヤッホー」やカッパ型土偶「みさかっぱ」も、惜しげもなく現物モロ出しでした。おそるべし、縄文王国山梨。

 

ここでどぐぽた編集部は特別に笛吹市が所有する3点の顔面把手を収蔵庫から出してもらい、熟覧させていただきました。いやいやこれがもう凄まじいのなんのって。今回は残念ながら常設展もふくめ、写真掲載の申請が間に合わなかったので、編集部ハジメのスナップからその素晴らしさをお察しください。

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お目汚し申し訳ないです。

 

 

さて、我々は次なる訪問地韮崎へ。つかハジメが春日居郷土館で粘りに粘るんですっかりスケジュールが狂ってしまった。昼メシは各自コンビニおにぎりな。甲州盆地を横断して韮崎へGO!

 

韮崎市民俗資料館。信州八ヶ岳の大噴火で形成された七里岩と呼ばれる切り立った崖の上に位置します。どぐキャラ総選挙初エントリー「にらみん」のご当地。歴戦の強豪並び立つどぐキャラ総選挙にあって初参加のにらみん、現在大善戦中です!

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韮崎民俗資料館。入り口を入ってすぐ。いきなりの「にらみん」登場に感激のどぐぽた編集長小林チポロ。右手の位置が気になるが、これは親しみの身体表現であって決してセクハラとかそういうのじゃぜんぜんじゃないですよ(チポロ)。

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こっちがリアル「にらみん」さんです。なるほど日本一の美肌土偶といわれるだけあって器面ツルツルのピカピカでツヤツヤ。おっとお客(チポロ)さん、お触りはナシでお願いしますぜ。

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横顔にどこか物憂い影がさす。いろいろつらい過去があるのかな。よい土偶はほんと角度によっていちいち表情がちがって見えたりするんだよね。

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ていねいに彫り込まれた胴部のアップ。渦巻き文と交互刺突文と三叉文。ところどころ朱彩が施された跡も見える。

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360度ビューがうれしいにらみん後ろ姿。。土偶の神髄は後ろ姿にあり! とかゆってる土偶後ろ姿一派も一部に存在する。

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韮崎市民俗資料館、もうひとつの目玉は「パワースポット」女夫石(めおといし)遺跡。中央道韮崎インター近くに位置する縄文時代中期の遺跡ですが、当時の集落跡から少し上の地点にある巨大な岩の周囲で、土偶だの石棒だのミニチュア土器だのとても実用品とはいいがたい遺物が大量に見つかりました。女夫石ムラ縄文人よる、巨石を中心とした「まつり」の場だと考えられています。

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巨石まわりから発見された土偶は100点以上。調査面積から考えると驚くほどの数だとのこと。

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なつかしい昭和の時代を思わせる、坊ちゃん刈りふうヘアスタイル。

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このネコっぽいのは、黒駒ビーナスの仲間やろか?

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たぶん女夫石では最も古い、縄文中期初頭タイプのカッパ型土偶。縄文前期までほぼトルソーだった土偶造形が初めてしっかりした手足を持ち、急速に自立するヒトガタになりはじめたころの作品。そういえば似たような顔つきのがたしか富山の中期初頭土偶であったはず。滋賀県のコレとかもそうだな。

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女夫石遺跡の縄文祭祀は縄文中期初頭から約1000年にわたって繰り返し続けられ、その終焉は中期末葉だとのこと。今からおよそ4500年くらい前だろうか。

 

今から4500年前といえばもうエジプトでは巨大ピラミッドを築造してる時代だったりする。

 

 

 

 

どぐぽた編集部が行く 山梨/長野の旅。まだまだ続きます!

 

PART3を待て!