どぐぽたトップページ

『どぐぽた。』編集部が行く! 山梨/長野の旅 PART3

2015年10月1日 書いた人:ヤケマチ
IMG_0146

ヤケマチです。去る9/21~22に強行されたどぐぽた編集部紀行PART3です。

 

9月21日、勝沼→笛吹→韮崎と甲府盆地の縄文スポットを横断した我々は、この日の締めくくりに茅ヶ岳の麓にある北杜市埋蔵文化財センターを訪ねました。

IMG_0128

 

北杜市教育委員会の佐野隆さんに案内していただきました。

IMG_0165

 

 

ここは平成の大合併前、明野町歴史民俗資料館として一般に公開されていた施設で、現在は北杜市から出土した考古遺物の収蔵庫として活用されてるそうです。明野町歴史民俗資料館の閉館はとても残念ですが、いまはかつての展示スペースに、資料整理中ホカホカの遺物がずらり。

DSC07455

 

 

展示用に全体を緻密に修復した土器を見るのはもちろん楽しいんだけど、大きく欠けた土器の、地中から掘り出されたまんまの息づかいを味わえるのが収蔵庫見学最大の魅力。

IMG_0039

DSC07499

 

博物館で見てるだけだとわりかし見落としがちな縄文土器の細部のかっちょよさが、欠損品の多い収蔵庫見学でかえって再発見できたりもする。

IMG_0108

IMG_0066

IMG_0069

 

旧明野町資料館で展示されていた、眠らせておくには惜しい土器なども。器面を縦方向の区画文でびっしりと埋め尽くす、勝坂(藤内)式、典型的なパネル文土器の優品。

IMG_0053

 

 

編集部一番人気。茅が岳西麓の縄文ムラ 梅の木遺跡で発見された顔面付釣手土器。こっちのアングルから。

IMG_0124

 

つづいてウラから。両面宿儺…。

IMG_0077

 

 

とかなんとかギャーギャー言ってたら、佐野さんが特別に復元部をぽこっと取り外してくれました。つか簡単に取り外しできるんや。

IMG_0088

 

復元部ないほうがインパクトあったりするかも。

IMG_0086

IMG_0089

 

北杜市埋蔵文化財センターが取り組んでいる研究の概要も解説していただきました。いちばん興味をひかれたのは土器の胎土にふくまれる植物の痕跡の研究です。近年、土器に残る種子圧痕から植物を同定する技術が飛躍的に発展し、この地域の中期縄文人がダイズなどのマメ類を「栽培」に近いかたちで利用してきたのではないかという考え方がしだいに高まっています。北杜市はこうした研究の最前線のひとつでもあるのですが、この日うかがったお話はさらにふみこんでいて、土器に残る種子圧痕の状態から考えると、これらは土器の胎土に偶然混ざってしまったのではなく、マメ類を故意に土器に混入しtいた可能性があるとか。この地の縄文人は土器の胎土にひとつぶひとつぶ祈りをこめて、貴重なダイズを混ぜこねていたのだろうか。種子圧痕の研究が縄文人の生業を解明するだけのものだと思っていたんで、この日をお話はビックリでした。

IMG_0167

 

 

てなわけでどぐぽた編集部の旅、いろいろ予定外のことも多かったけど、1日目をなんとか終了しました。お世話いただいた各機関の皆様、ほんとうにありがとうございました。

 

夕飯はチポロシェフ主催、楽しいたのしいバーベキューパーティー。(いろんなアレコレはあえて触れません)

DSC07552

 

深夜まで縄文談議に花が咲く。つかおまえら酔っぱらい過ぎ。

DSC07609

 

寝不足二日酔いのどぐぽた編集部。明日はどうなる?

 

PART4に続く!