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JOMON美土偶に逢いにいこう! 馬高縄文館編

2016年10月4日 書いた人:ヤケマチ
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雪国の美土偶には燃えさかる炎がよく似合う。

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逢いに行ける美土偶シリーズ。

エントリーNo.09 「ミス馬高」

新潟県長岡市、馬高縄文館をご紹介します。

 

 

ラストに衝撃情報あり。

 

 

トンネルを抜けて火焔の国へ

長岡といえば米百俵とか山本五十六とか花火とかいろいろあると思いますが、どぐぽた目線だと「火焔土器の国」一択。ほかには何も見えない。

 

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信濃川を渡り馬高遺跡へ

馬高縄文館へは長岡駅から複数のバス路線が利用でき、本数もそれなりです。

時間に余裕のあるかたは、縄文晩期の貴重な遺跡が復元されている「藤橋遺跡の広場」や、県の歴史展示メイン施設「新潟県立歴史博物館」をめぐるコースがおすすめです。

どぐぽたはいまいち余裕なかったんで、馬高縄文館直行のコースにしました。

 

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バスに揺られて大河を渡る。信濃川の左岸へ。

(直近のバス停は「関原南」です。長岡駅からのバス停は縄文館すぐですが、帰りの長岡駅行バス停はちょっと不安になるくらい離れています。以上、越後交通バス停「関原南」豆知識でした)

 

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火焔土器ミュージアム馬高縄文館です。植えられた樹木さえ火焔形に見えてくる。

 

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ミス馬高が出土した馬高・三十稲場遺跡に隣接しています。

 

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ミス馬高は「火焔土器」第1号とともに、この木のあたりで発見されたそうです。

 

では中へ。

 

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これはもう「火焔土器ミュージアム」というしかない。

 

火焔土器の基礎知識

キミも馬高縄文館で火焔博士になろう!

1. 火焔土器は世界でひとつだけ

今からちょうど80年前。昭和11年もいよいよ終わろうとする12月31日午後。地元の考古学者近藤篤三郎さんが、さっきの木のあったあたりで燃えあがる炎のような形の土器を発見しました。火焔土器第1号です。『火焔土器』はこの土器の名前です。その他の「火焔土器」は「火焔土器」ではなく「火焔型土器」と呼びならわしています。

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おれの名は火焔土器。 火焔型ではないんだぜ。

 

2. 火焔型土器は成長する

火焔土器、じゃなかった。火焔型土器最大の特徴は口縁部から屹立する巨大な把手です。鶏の頭に似てるんで「鶏頭冠」と呼ばれます。鶏頭冠は時を経るごとに上へ上へと伸びていきました。

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右から左へ、時代が新しくなっていきます。鶏頭冠が低いのが古い火焔型土器。高いのが新しい火焔型土器です。火焔型土器の新旧を言い当てて友達に自慢しよう!

 

3. 王冠をかぶる火焔土器

いわゆる火焔土器にはもうひとつ、短冊状の突起を持つタイプがあります。全体が王冠のように見えるので「王冠型土器」と呼ばれます。短冊状の突起には片方にえぐりが入ります。

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体は火焔、顔は王冠。「きみは火焔型にも見えるけどほんとは王冠型じゃないのかな」とか言って、飲み屋で女の子にもてよう!

 

ミス馬高に隠された衝撃の事実とは

ではミス馬高です。

今からちょうど80年前。昭和11年もいよいよ終わろうとする12月31日午後。地元の考古学者近藤篤三郎さんが、さっきの木のあったあたりで火焔土器第1号を発見した時、ミス馬高も一緒に見つかりました。

 

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ミス馬高には熱烈なファンもいるそうで、遠方からこの土偶を見るためにやってくるかたもいるとのことです。

 

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この笑顔を見ると長旅の疲れも吹き飛びます。

 

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お帰りなさい。お風呂にする? それとも。

 

ミス馬高のおもしろさは、頭部の形です。横からみると椀状になっているのがわかります。

 

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中空の頭部が割れてしまっているのではなく、はじめからお椀の形につくられ、中にうずまきの文様が描かれています。

 

癒しの笑顔の中身は空虚な空間とうずまき模様。

 

そう考えるとちょっと怖い気もする。

 

と、ここで衝撃の事実が!

 

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これレプリカだったの?!

 

非常に精巧につくられたレプリカで、学芸員のかたでも並べるとどっちが本物か数秒間だけ迷うそうです。

 

ただやっぱり肌の質感がレプリカとはぜんぜん違うらしい。

 

現在愛知県に出張中。馬高縄文館でその姿が見られるのは11月に入ってからだそうです。

 

11月になったらミス馬高に逢いにいこう!

 

お問い合わせ

開館日時、展示内容等についてのお問い合わせは、馬高縄文館までお願いいたします。

〒940-2035 新潟県長岡市関原町1-3060-1 馬高縄文館

TEL:0258-46-0601  FAX:0258-46-0603